「タイヤのスリップサイン」を、車をお持ちの方ならご存知ですよね?
スタッドレスタイヤには摩耗を知らせるものとして、スリップサインのほかにも重要なものがあるのです。
今回は、意外と知らないスタッドレスタイヤの寿命の目安を、元レクサスレディがお伝えします。
意外と知らない!?スタッドレスタイヤの交換目安は○○も!?
大手タイヤメーカーブリヂストンの、スタッドレスタイヤの「プラットホーム」を8割の人が知らないという調査を発見。
また、この調査でプラットホームを知っている人でも、それがスタッドレスタイヤとしても使用限界という事を知らないとい人が7割!(引用元:https://response.jp/article/2012/01/08/168006.html)
すごく認知度の低いプラットホームですが、実は重要な役割を果たしているんですよ。
▲赤丸がプラットホームの位置を示す矢印、青丸がスリップサインの矢印▲
▲赤丸がプラットホーム、青丸がスリップサイン▲
プラットホームが出てきてしまうと、基本的に冬用のタイヤとして使用できなくなります。
つまり、氷や雪の上で効かないですよーというサイン。
夏タイヤにはプラットホームはありません。
スリップサインのみで、スリップサインが出てくると交換時期です。
スタッドレスタイヤは、プラットホームとスリップサイン2つがあります。
なぜなら、プラットホームが出ても、スリップサインが出てくるまでは夏タイヤとしては使用OKだからです。
プラットホームは新品の時から約50%の高さと決まっています。
冬になって慌てないように今のうちから確認してみてくださいね。
スタッドレスタイヤは何年使える!?
プラットホーム以外にも、スタッドレスタイヤの寿命や使用限界にはタイヤのゴムの状態や使用年数が重要。
上の写真は側面のヒビが凄いので、もう交換した方がいいですね。
タイヤの原料はゴムなので、新品時は柔らかくても時間が経つとどんどん固くなり、最終的にはヒビが入ってきます。
タイヤの製造された時期は下の写真の赤丸部分。
これは、2013年の14週目(7月中旬頃)に製造されたタイヤという事。
スタッドレスタイヤの交換目安は大体3~4年と言われていますね。
使用状態や、保管の状態によりこれは前後しますし、4年、5年使えないこともありません。
ですが、年数の経ったスタッドレスタイヤは溝はあっても、ゴムが固くなったりヒビが入ったりしていることが多いようです。
雪や氷の上でツルっと滑らないためには、使用年数やゴムの状態も確認することが重要ですよ。
スタッドレスタイヤ寿命目安のまとめ
スタッドレスタイヤもスリップサインが寿命の目安、と思っている方は多いと思います。
実際私も、レクサスの前にいた某国産車メーカーに就職するまではそう思っていました。
知らないって怖い事です…。
雪や氷の上でしっかりと効き目を感じるためには、プラットホームとタイヤの使用年数、ゴムの状態、それぞれをクリアしていないといけません。
せっかくスタッドレスタイヤを履いているのに、ツルっとならないようにシーズン前にチェックしてみてくださいね!
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