(出典:https://lexusenthusiast.com/)
レクサス好きな皆さんなら「L-finesse(エル・フィネス)」という言葉を、一度は目にしたことがあるのではないでしょうか?
カタログなどにもデザインのページにサラッと載っていたりしますよね。
エル・フィネスとは、レクサスのデザイン哲学の事なのです。
今回は「レクサスらしさ」の基本となるエル・フィネスについて、詳しくご紹介させて頂きますね。
L-finesse(エル・フィネス)はレクサスらしさの本質
▲こんな質問がヤフー知恵袋にありました。
このように疑問に思っている方も実際多いかもしれませんね。
カタログや公式サイトを見ると以下の説明があります。
レクサスのデザインフィロソフィー、L-finesse(エル・フィネス)。
LはLeading-Edge、先鋭。
finesseは日本の文化が生んだ感性や巧みさを意味する、精妙。
先進の技術を、美しさを求める心と匠の技で包み、カーデザインをアートの領域まで高めていきたいという意思を表しています。
これだけだと、かなり抽象的なもので「え?」と感じてしまいますよね。
リエコがレクサスレディ時代に学んだことは、このエル・フィネスはさらに3つの要素をもって、レクサスらしさ・日本らしさを表現するという事でした。
(出典:https://lexus.jp/)
「純」 明快な主張
技術の進化や社会が変わることにより、車という存在も変化していきます。
その変化の本質を追求しシンプルに表現することを目指す事を目的としています。
それは装飾などを削ってしまうという事ではなく、高度なテクニックと時間を費やして練り込んでいくことにある「本質を極めた純なシンプルさ」なのです。
「予」 おもてなしの心につながる時間の表現
レクサス車のデザインには「時間」という重要な要素が織り込まれています。
それは1つの例として、車をいろんな視点で眺めながらその表情が変わることに気づき、やっと全貌が見えてくるという事。
そんなレクサスのデザインを読み解いていく時間もレクサスオーナーさんにとってはとても豊かな時間になるのです。
オーナーさんの気持ちを先読みして、おもてなしをすることを目指すことによって、レクサスのデザインは一つの「モノ」ではなく、ときめきと安らぎに満ちた「体験」となります。
つまり時間をデザインするという事なのです。
「妙」 線や面の変化による感性に響く深み
レクサスの上品さとは、温かさをプラスした優雅さ。
伝統や華やかな装備などに頼らずに、たくさんの要素を積み重ねる事を目指しています。
それにより醸し出されるものが五感に深く響くのです。
簡単に言うと、日本の美意識を大事にして、決して華美なものにせず、人の気持ちを先取りできるような技術や配置を織り込んだ独自の世界観をデザインにするという感じでしょうか。
レクサスでは、全ての車種をレクサスらしくするのをモットーに、それぞれの車種にもはっきりとした個性を与える事を目指しています。
大きい小さいとサイズだけが違うようなデザインにするのではなく、レクサスを所有する喜びと、自分が選んだこの1台に乗る喜びや個性をオーナーさんが同時に味わえるように…というのがレクサスの目指すデザインなのだそうです。
この記事を書いていて、面白い例え話を思い出しました^^
※レクサスレディ時代なのか、どこかの記事で見かけたのかは忘れてしまいましたが…。
L-finesse(エル・フィネス)を女性に例えるならば、パーティーなどで派手に着飾って目立っている人ではなく、端の方にいてもなんとなく気になってしまうような女性。
実際に話してみたらすごく面白い人で、時間があっという間に過ぎてしまった~という感じがエル・フィネスなのだそうです。
まとめ
リエコが学んだことも合わせてエル・フィネスについてご紹介させて頂きましたが、やっぱりちょっと抽象的すぎて難しいですよね(笑)
そんな分かりにくいエル・フィネスについて反省があり、一目見てレクサスと分かるようなデザインとして採用されたのが「スピンドルグリル」なのです。
今やレクサス顔としてすっかり定着していますね。
ですが、今でもレクサスが追求し続ける「レクサスらしさ」の本質は、先鋭と精妙の美を意味するL-finesse(エル・フィネス)なんですよ。
Contents
デザインの事でしょうか?
それとも一目でレクサスと分かる何かの事ですか?